「WordPress(ワードプレス)超入門」は、株式会社コミュニティコムが運営する「WordPressテーマ&プラグイン販売 コミュニティコムショップ」が、WordPress初心者のためにホームページを開設するまでの手順をわかりやすく解説するシリーズです。
世界中誰でも閲覧できるホームページ

あなたがこれから作るホームページは、インターネットにアクセスできるできる人なら、世界中の誰もが閲覧することができます。レンタルサーバーの説明をする前に、そのワールドワイドな仕組みを簡単に紹介します。
ホームページはどのようにできているの?
まず、あなたが見ているこのホームページも、お気に入りのカフェのホームページも、全て「HTMLというコンピューター用の言語で書かれたファイル」になっています。マウスを右クリックすると出てくるメニューから「ページのソースを表示」をクリックしてみましょう。普通に読める文章もあれば、<>で囲まれたローマ字や記号なども並んでいる、なにやら難しい呪文のようなページが表示されましたか?それが「HTMLというコンピューター用の言語」で書かれた「ホームページのソース(sourse)=出どころ」となる元の姿です。
そのファイルを保存する場所が「サーバー」です。ホームページに書かれた文章や画像などのデータを保管しています。「サーバー」の中に保存した「HTMLで書かれたファイル」がどこにあるのかを示すのが「URL」いわばインターネット上の住所です。HTMLで書かれたファイル、サーバー、URLの3つの関係が理解できたでしょうか?
レンタルサーバーとは

サーバーという場所を借りるから「レンタル」サーバー
前章で、サーバーは「HTMLで書かれたファイルを保存する場所」ということを紹介しました。サーバーはあなたのパソコンの中に作ることもできますが、その管理には手間や技術だけでなく費用もかかります。そこで利用したいのが「レンタルサーバー」です。レンタルサーバーは名前の通り、サーバーをレンタルできるサービスのことです。
ホームページを作ることは、自分のお店を出店することに似ています。自宅を店舗にする場合、部屋の改装などに多くの手間と費用がかかります。ショッピングセンターにテナントを借りて出店すれば、建物のメンテナンスは管理者が行ってくれるので手軽ですし、費用も抑えられます。レンタルサーバーは月々数百円から借りられるものが多いので、自分にあったレンタルサーバーを利用するのがおすすめです。
毎月いくらぐらいかかるの?

レンタルサーバーの中には無料で利用できるものもありますが、大抵はホームページに広告が表示されてしまいます。あなたのホームページの内容と関係のない広告は訪問者からすると不要な情報で、せっかく訪問してくれてもすぐに離脱してしまうかもしれません。会社やお店のホームページを作る際には、ブランディングのためにも有料のレンタルサーバーを契約すると良いでしょう。
レンタルサーバーを提供している会社はたくさんあるので、月々のレンタル費用は提供会社によって異なりますが、月額1,000円以下から数万円ぐらいです。提供されるサービスの内容によって料金の幅が変わるので、個人の場合や小さな会社の場合は低額のもので十分です。初回数日間無料キャンペーンなどを行なっている場合もあるので、まずはお試しで利用してみるのも良いかもしれません。
レンタルサーバーを選ぼう
選び方のTips
容量
レンタルサーバーは、容量やサポートの有無などがそれぞれのサービスによって異なります。WordPress(ワードプレス)で作成するようなホームページであれば比較的容量が少ないもので問題ありませんが、デザインや機能面でより本格的なホームページを目指す場合は容量の多いものを選ぶと良いでしょう。Webサイトのコンテンツが増えてきたら、契約プランを変更することも可能です。
簡単・便利機能
また、これから契約するサーバーにはWordPress(ワードプレス)をインストールする必要があります。お店の出店に例えると、テナント(サーバー)の中に机や棚など、簡単な内装(WordPress)を整備するようなイメージです。しかしこの作業は専門知識がないと何かと難しいことが多いため、「WordPress簡単インストール」という機能を提供しているレンタルサーバーを選ぶのがおすすめです。それに加えて、独自ドメインの取りやすさ、バックアップサービスがあるか、などといった条件も比較してみましょう。
サポート内容
もう一つ注目したいのがレンタルサーバー会社が提供しているサポートの内容です。ホームページ制作に慣れていない初心者の場合は、充実したサポートを提供しているものを選ぶと良いでしょう。サポートの受け方も電話対応・チャット・メールでの問い合わせなどさまざまなので、自分にあったものを選んでみてください。なお、レンタルサーバーの契約期間や支払いの頻度などによって初期費用や月額料金に違いがある場合があります。初期費用と月額費用のトータルコストを確認した上で契約を行いましょう。
レンタルサーバーの紹介
実際にどのようなレンタルサーバー会社があるのか、以下に主なレンタルサーバーをご紹介します。
サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 容量 | 転送量 | マルチドメイン | サポート | バックアップ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ロリポップ! (スタンダード) | 1,500円 | 500円〜 | 120GB | 100GB/日 | ○ | ○ | 有料オプション |
さくらインターネット(スタンダード) | 1,029円 | 515円 | 100GB | 80GB/日 | ○ | ○ | ○ |
エックスサーバー(X10プラン) | 3,000円 | 900円〜 | 200GB | 70GB/日 | 無制限 | ○ | ○ |
ヘテムル(ベーシック) | 2,000円 | 800円〜 | 200GB | 80GB/日 | 無制限 | ○ | ○ |
お名前.comサーバー(SD-11) | 無料 | 900円〜 | 200GB | 5〜7GB/日 | 無制限 | ○ | ○ |
※全て2019年2月現在
まとめ
サーバーは、あなたのホームページのデータを保管する場所のこと。自分のパソコンにサーバーを構築することもできますが、専門知識が必要だったり、パソコンを付けっ放しにする必要があったりと何かと手間がかかります。そんなときに利用したいのがレンタルサーバー。WordPress(ワードプレス)の簡単インストール機能やバックアップサービスなど、便利な機能が付いているものを選ぶと良いでしょう。
レンタルサーバーの契約方法についてもご紹介していくのでお楽しみに!
株式会社コミュニティコムが運営する教育部門「Chiemo(チエモ)」では、WordPress(ワードプレス)でホームページやブログを作り始めたけれど、「ここがわからない!」といったお悩みに対して、プロのデザイナーがマンツーマンでレッスンを行っています。
>> ホームページ制作&WordPressなんでも相談会
株式会社コミュニティコムが運営するWordPress(ワードプレス)テーマ&プラグイン販売 コミュニティコムショップでは、弁護士・法律事務所・士業向け WordPress テーマや、歯科医院・歯医者さん向け WordPress テーマなど、 業種・用途特化のWordPressテーマを販売しています。もちろん新エディター「Gutenberg(グーテンベルク)」対応です。
>> コミュニティコムショップのWordPressテーマ一覧
また、1ヶ月間無料の月額サポートプランでの継続的なサポートや、制作代行オプションもご提供しております。
>> コミュニティコムショップのオプション一覧